メンバーズフォーラム

2008.4.1

有限会社 HINODE

吉川 孝

「仕事が好きで何でも塗ってみたい」と語る吉川さんは、前部会長として青年部会では有名人。東法連でも活躍中。塗装という仕事でも青年部会でも精力的な活動をしている。10分というメンバーズフォーラムの短い時間の中では、彼の熱意は伝えきれないようで、本人も残念がっていたようだ。
◎「超臨界」って?
お話の中でシンナーの代わりに超臨界状態にしたCO2を利用して塗装する技術の導入を検討中と話していた最中、部会員から「チョウーリンカイって?」の質問に場内は笑いに包まれた。私自身調べてみた。液体と気体の両方の性質を持つ状態を「超臨界」を言うそうだ。その後この「超臨界」と言う言葉は部会員の流行言葉のように、方々で発せられていた。今後も「キワドイ」事柄にこの言葉が使われそうな予感がする。
◎職業訓練指導員として
「人材確保が今後の課題」として都立技術専門校講師もしている吉川さん。日本全体の課題でもある技術の継承は、塗装の世界でも例外ではない。良い技術屋を育てようとする吉川さんの取り組みは、その熱意と共に拡大していくと信じたい。お話を聞きながら、そんな彼にエールを送りたいと思った。
 

リポート:宮下 美和